定年後に何をしたらいい?ブログを書くことは脳のウォーキングになる【60代ブログ入門⑧】

定年を迎えたとき、正直なところ少し戸惑いました。

長年、朝起きれば職場へ行き、仕事に集中し、同僚と話し、夜帰ってくる。
そのリズムが突然なくなった・・・・・。
「さて、これからどうしようか」と、しばらく手持ち無沙汰な気持ちでいました。

「定年後に何をしたらいいかわからない」という方、意外と多いのではないでしょうか。

そんな方に、今日は自信を持っておすすめしたいことがあります。
ブログを書くことは、脳にとってのウォーキングになります。

ウォーキングが体に良いように、ブログは脳に良い

ウォーキングが体に良い理由は、無理なく体を動かし続けることで、
筋肉や心肺機能を少しずつ維持・向上させるからです。激しい運動でなくていい。
毎日続けることに意味がある。

ブログも、まったく同じ構造をしています。

一記事書くのに、劇的な頭の良さは必要ありません。
でも、記事を書くたびに「何を伝えるか考え」「わからないことを調べ」「言葉にして発信する」
というプロセスを繰り返します。

このプロセスが、脳への適度な刺激になります。
毎日少しずつ、脳を使い続ける習慣
それがブログを書くということです。

医療や介護の専門家の間でも、「知的活動を続けることが認知機能の維持に関係している」
という考え方は広く共有されています。
ブログはその「知的活動」を、楽しみながら続けられる手段のひとつです。

参考:国立長寿医療研究センター|認知症予防について

習慣① 考える習慣 「何を書くか」が頭の体操になる

ブログを書くとき、まず「今日は何を書こうか」と考えます。

これが、実は立派な脳の体操です。

たとえば「先週行った温泉旅行の記事を書こう」と決めたとします。
すると、どの温泉が良かったか、どんな料理が出たか、行き方はどうだったか、読者の方に何を伝えたいか
と、次々に考えを整理していきます。

頭の中に散らばっている記憶や感想を、ひとつの流れに整理して言葉にする。
これは「ワーキングメモリ」と呼ばれる脳の働きを使う作業です。

精密部品の加工でも、「どの順番で工程を組めば精度が出るか」を段取りする作業が一番頭を使いました。
ブログの「何を書くか考える」という作業は、あの段取りと同じ種類の思考です。
年齢を重ねても、こういった思考の習慣は脳を若く保つ力があると感じています。

習慣② 調べる習慣  知ることの喜びが続く

記事を書こうとすると、必ず「あれ、これって正確には何だったかな」という瞬間が来ます。

たとえば温泉の記事を書いていて「この泉質ってどんな効能があるんだろう」と気になったとします。
調べてみると、硫黄泉と炭酸水素塩泉の違いがわかって、「へえ、そういうことか」と小さな発見がある。

この「調べる→わかる→記事に書く」というサイクルが、ブログを書く大きな楽しみのひとつです。

しかもこの習慣は、脳にとってとても良い刺激になります。
新しいことを知ろうとする行為は、脳に「まだまだ働け」という信号を送り続けることになるからです。

職人時代、私は図面の読み方や新しい加工技術を何歳になっても学び続けていました。
「学ぶことをやめた瞬間に、腕が落ちる」と先輩に教わったものです。
ブログを書くことで、その「学び続ける姿勢」を自然に保てるようになりました。

参考:厚生労働省|高齢者の健康|生きがいと社会参加

習慣③ 発信する習慣  誰かに届けることが生きがいになる

ブログを書いて公開するということは、世界中の誰かに向けて発信するということです。

たとえ最初はアクセスが少なくても、記事はインターネット上に残り続けます。
そして、あるとき検索した見知らぬ誰かが読んでくれて、「参考になりました」とコメントをくれることがある。

この瞬間の嬉しさは、なかなか言葉では表せません。

「自分の経験や知識が、誰かの役に立った」という感覚は、定年後の生活に大きなハリをもたらしてくれます。
仕事をしていた頃の「誰かの役に立っている実感」を、ブログで取り戻せるんです。

発信する習慣は、「誰かに見てもらう」という意識を生みます。
その意識が、記事を丁寧に書こうとする姿勢につながり、それがまた脳への良い刺激になる
という好循環が生まれます。

毎日書かなくていい。週1回でも十分です

「習慣」と聞くと、毎日やらなければいけないような気がしますよね。

でも、ブログは週1回の更新でも十分です。
むしろ、無理なく続けられるペースを守ることのほうが大切です。

ウォーキングも、毎日5キロ走る必要はありません。
週に3回、30分歩くだけで十分な効果があると言われています。
ブログも同じで、「無理なく続けられる量」を自分で決めて、それを守り続けることが何より大切です。

週に1本、自分が経験したこと・感じたことを記事にする。
それだけで、考える・調べる・発信するという3つの習慣が自然と身についていきます。

まとめ

ブログが「脳のウォーキング」になる理由、3つにまとめます。

  1. 考える習慣:「何を書くか」を整理することが、脳のワーキングメモリを使う体操になる。
  2. 調べる習慣:知りたいことを調べて記事にするサイクルが、学び続ける姿勢を自然に保ってくれる。
  3. 発信する習慣:誰かに届けることへの喜びが生きがいになり、丁寧に書こうとする意欲が続く。

「定年後に何をしたらいいかわからない」と感じているなら、まずブログを始めてみてください。
お金をかけなくていい。
うまく書かなくていい。
ただ、自分の経験と言葉で、誰かに何かを届けようとする
その一歩が、脳への最高のウォーキングになります。

次の記事では、CocoonでブログをするとWordPressの基礎がしっかり身につくという話をします。
「難しそう」と思っていたWordPressが、Cocoonを通じて自然と使えるようになる理由をお伝えします。


この記事は「Cocoonではじめるシニアのブログ入門」シリーズ第8回です。

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